「きっと」 ―愛している人がいる― いつもいつも照れて言えなくてごめんね。 「愛してるよ」って。 心からそう思ってるのよ。 なのに、なぜか恥ずかしくて。 「すき」って言葉さえ勇気が要るのに。 「すき」って気持ちさえ、自分から伝えることができないのに。 (すき。すき。だいすき!) (すごくすごく愛してるよ!) 喉の奥から出て行こうとする言葉を …誰かが引き止める。 君は、恐怖? でも、いつかきっと言うよ。 あなたがくれた勇気のカケラを私に埋めて あなたを見つめるヒマワリの花が咲いた頃に。 きっと、言うよ。 それまで待っていてね。 愛しいあなたへ、とびっきりの愛を贈るから。 |