ザ・四国

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4月27日更新。
1日目その５。

はい、もうそろそろこの旅記録、終わりたい気持ちで一杯です。
一杯一杯です。

もう夜になってきました。

お宿のチェックインは8時まで、とのこと。
夕方3時から6時まで以外はロビー等に職員が居ない分、宿の値段を抑えているのだそうです。

はっきり言って、他のところと、段違いに安いです。
2日目のお宿が豪華食事付き温泉地な訳で、まぁ旅費を浮かすためにも、
この1日目の宿の安さは重要だったわけですよ。
ネットでチェックしたらキレイな所だったし、じゃあOKと。

予定していたチェックインの時間よりもかなり遅くなりそうだったので、
夕方に電話を入れると、「全然構わないですよ」とのこと。

安心して10時過ぎ、琴平へ着きます。

さて。

地図を見ます。

…。

さて。

…分かんない…よ？

因みに着いた時に同じ電車には3人しか乗っていなくて、
私の他に、お兄さんとお姉さん1人ずつだったのですが。

そのお姉さんが声を掛けてきました。

「道、分からないんですか？」

天の声ともいえます。

「はい、あの、"○○コトヒラ”っていう所に泊まる予定なんですけど。」

「あ、私もなんです」

正に天の声…！

「一緒に探しましょう。私も分からないんです」

しばらくうろうろと探しつつ、やっとのことで到着。

やっと休める…。

前日の馬鹿な徹夜のせいでくたくたです。
電車内では何故か全く眠気がなく、一気に疲れた感じです。

携帯を取り出します。

メールに、鍵の取り出し方法が届いているのです。

いわゆる郵便ポストのようなもので、
5番のポストを右周りに5回まわした後に、左周りに5まで戻す。
そしてダイヤルを引くと開く。

といった仕組みのポストに、鍵とアメニティグッズ等が入ってる訳です。

がちゃがちゃがちゃ。

おねーさんは私の横で鍵を手にしました。

私はX番のポストで右にこうで…ふむふむ。

がちゃがちゃ。

…私のポストに、何も入っていません。

…え？

そういえば、妙なメールが1通届いていました。

「最初の○番でお願いします。2通メールを発送しましてすみません」

○番のポストを覗き込みます。

…鍵らしき物体がありますよ…！！

しかし、私は○番の手順の説明のメールは受け取っていません。

…電話！電話！！

ポストの横に事務所への電話があります。

これだ！

「※　この電話は10時以降は繋がりません。
　　　10時以降は何が起こってもこちらでは対処しませんし、責任はありません。」

超　★　最　悪　で　す　。

横に居るおねーさんも「困ったね…」と言ってくれます。

こうなっては最終手段です。

「あの…出会ったばかりで大変失礼で申し訳ないのですが、……………泊めてください」

「いいよー」

…天の声…。（号泣）

おねーさんの部屋に荷物を置きに行きます。
おねーさんはとりあえず夕飯を食べていないのでコンビニに行きたいそうで。
ついていきます。

とりあえずもう一回ロビーで無駄な足掻きをしてみる。

…駄目ぽ…。

そこに天の声その２。

「どうしたの？」

半住人のような人が、いらっしゃいました。

事情を話すと、「でもとりあえず電話してみれば？」と。

あっさりと繋がり、丁寧にダイヤルの手順を教えてくれました。

で、やっぱり１通目のメールとやらが、私には送られていなかったようです。

…なんだかなぁ…。はぁ。

２日目へ続く。

ＮＥＸＴ

ＢＡＣＫ